Profile

コンビニエンス業界で勤務

２００１　大阪あべの辻調理師専門学校入学。

２００２　大阪あべの辻調理師専門学校卒業。辻調グループフランス校入学。

２００２　リヨン近郊ミシュラン２つ星レストラン「Restaurant a la Rotonde」にて研修。

フランス料理を通じて日本食の素晴らしさに気づき、和食・和酒の世界へ。

２００６　大阪、難波「串の坊」にて研修。

２００６　東京、赤坂で串揚げ屋勤務（委託オーナー）。

２００９　東京、赤坂に会員制純米酒専門店「純米和酒処　駄酒落」オープン（オーナーシェフ）。

２０１４　Shokuiku.K-style代表として食育活動スタート。

２０１７　防災食育講座スタート。　

食糧安全保障をテーマに、日本の食の安全・防衛（食防）について考える食育講座や防災食育講座を防災士・食の防衛研究家として実施。また、和を味わい五感をみがく食育をコンセプトに、子どもと一緒に学ぶ体験食育「種まきから味噌づくりまで」やワークショップ、中学生以上を対象とした大人の食育講座を食育料理人として奈良市と東京都港区で開催。

Ｓｈｏｋｕｉｋｕ．Ｋ－ｓｔｙｌｅ

和を味わい五感をみがく食育をコンセプトに、子どもと一緒に楽しみながら学ぶ体験食育やワークショップかふぇ、大人を対象とした食育講座を奈良と東京で開催しています。

今、食であふれる日本ですが、子供達の体を健康にし、心を豊かに育んでくれる食べ物とはどのようなものでしょうか？そしてどのぐらいあるのでしょうか？

「自虐史観から抜けだし、正しい歴史から今の食を見つめ直す」

戦後の日本では、アメリカの食糧戦略による粉食推進運動と、自国の食文化を否定し欧米型の食生活を善とする官庁が中心となり、欧米型の食生活を推進した栄養改善運動を率先して行ってきました。その結果、肥満や生活習慣病が蔓延し、病気大国日本ができあがりました。欧米の食を推進した国の責任は重大です。その大きな犠牲が学校給食です。

そして更に、２０１７年４月主要農作物種子法が廃止され日本国民の食糧安全保障を守る法がなくなってしまいました。これはモンサントをはじめとする遺伝子組み換え種子を売り込みたい外資企業の日本進出を実質受け入れたことになります。国は国民の命を守る責任、義務を放棄しました。近い将来、コンビニや大手スーパー、そして学校給食に遺伝子組み換えの米やパンがでてくる日が近づいてしまったのです。すでにゲノム編集されたトマトの苗を小学校などに無料配布するという名目で、子ども達を実験台にしようとする企業まででてきています。現在では良識ある大人が子どもを守るべく行動し、受け取る自治体はないということですが、このことからも既に危機は身近に押し寄せています。

「食糧安全保障とは何か？」

本当に安いだけでいいのですか？安い物には安いだけの理由があります。

今は安くても将来種子を支配されれば、食糧の価格は上がるでしょう。その価格は今より５～７倍になるとも言われています。そんなことは許されてはいけないのです。

食は命に関わるものです。

他国では国が農家の補助をし食糧安全保障を確保しています。それが国の利益だからです。安全保障という視点を忘れ経済活動だけしか考えていない今の日本政府の方針は、己の利益しか興味のないグローバル企業に日本人の命を売ってしまったのです。目先の利益に目がくらみ、いづれ自分たちの子供や孫の時代にそのつけが返ってくるということに気づいていないのは愚かなことです。

食育を行うにあたって、このことを理解していなければ食育の本来の意味を見失うことになります。

「食べることは生きること」

ただ食べているだけでは、食べ物は「えさ」でしかありません。今食べているもので体はできています。質の良い食べ物を食べれば質の良い体が育まれ、逆に質の悪い食べ物をたべれば質の悪い体ができあがるのです。食は生きる土台となるものであり、食が心・体・叡智を育む基礎となります。

地産地消は安心安全な食べ物を手に入れやすくなるだけでなく、地域の経済を活性化させ、日本の食糧安全保障の基礎をつくります。輸入された安い農薬まみれの顔の見えない食べ物と、つくり手の顔が見える日本の気候風土にあった、健康や安全を考えた野菜とどちらを選びますか？そして地産地消は、消費者が生産者を育てることもできるのです。

「自分たちが食べる食べ物は自分たちで守る」

土にふれ、自然と共に暮らす。この当たり前のことが、当たり前にできなくなっています。野菜はどうやって育つの？どのような花が咲くの？どんな実がなるの？いつ収穫するの？もぎたての味は？生で食べれる？種はどんな形？そんな疑問ももてなくなっていませんか？

途切れてしまった日本の食文化を見直し、食の安全・防衛（食防）についても考えて行動していきます。

心と体そしていのちを育む、健全な食生活を一緒にはじめていきませんか？

Shokuiku.K-style　代表　松田享子